・鉱物名: 天然コランダム
・宝石名: パパラチアサファイア
・屈折率:1.770-1.762
・硬度: 9
・比重: 4.00
・カット:エメラルドカット
・色: オレンジピンク
・特殊効果: 無し
・カラット:0.363ct
・サイズ: 4.89×3.03×2.42mm
・品質: インクルージョン、クラックあり
・処理の有無: 加熱
・主な産地:スリランカ、マダガスカル
・入手先：バンコク



「Padparadscha」はシンハラ語で「蓮の花」という意味を持ち、その名の通り麗しく柔らかな色彩で私たちを魅了します。



このストーンは、オレンジとピンクの中間の絶妙な色合いをしているサファイアだけに与えられる、特別な名称です。パパラチアはカラードストーンの中では珍しく、明確で厳しい基準が設けられた宝石。ダイヤモンドの4Cのように、厳格な基準によって担保された、希少価値の高い宝石なのです。

「パパラチア」とギャランティされるサファイアは極端に産出量が少ないため、希少価値が高く、「サファイアの王」や「幻の宝石」と称されるほど。


今回のパパラチアサファイア、例によってリモートでの買い付け。
信頼のおけるバンコクのディーラーより、ロットからセレクションいたしました。
彼とは私のサラリーマン時代からの付き合い。出張時の合間を縫って彼の事務所にお邪魔していました。
スリランカとの太いパイプがある、パパラチァサファイアメインのサプライヤーで、加工前の原石や、研磨工房を見学させてもらったことを今でも覚えています。




希少性が高く、市場でも中々流通のない、絶妙なピンクオレンジカラーを呈する今回のパパラチァサファイア。
桃色に橙色を溶かし込んだような、複雑かつ繊細な色味は、まさに「蓮の花」以外に形容出来るワードはありません。





まさしく水面に咲く睡蓮のような鮮やかで繊細な色味。ファセットから放たれる、しっとりと濡れたような麗しい輝きは、眺めるたび思わずため息を漏らしてしまいます。
その類まれな美しさには、時を忘れてしまうほど。
肉眼で確認が可能なインクルージョン、クラックがありますが、透明感やブリリアンスにより、それほど気になるものではございません。



所有欲を満たす、”スペシャル”なストーンと言っても過言ではないでしょう。


「King of Sapphire（サファイアの王）」パパラチア・サファイア。


絶妙な蓮花色の宝石、ぜひともお手元に。



【付属品】
・ルースケース
・パパラチァ記載鑑別書（ダイヤモンドグレーディングラボラトリー）