– 作品としての宝石を追い求めて –
私は、宝石の価値を「色・形・産地・希少性」にとどめず、
構造美・光の響き・心との共鳴まで含めて捉えることを信条としています。
国内最大手の宝石鑑別機関にて鑑定士として勤務。
数千点に及ぶ天然石・合成石・処理石の鑑別および評価に従事し、
鉱物学的な視座と美的感性を並行して培ってきました。
その後、ジュエリーメーカーに転職し、ダイヤモンドのカッティングおよび品質管理を担当。
厳密な規格と日々向き合う中で、わずかな角度や面の違いが生み出す光の差異を体感し、
“宝石の美しさは人の手で引き出せる”という確信に至ります。
この経験を機に独立。
現在は、鑑定士・研磨士・バイヤーという三つの立場を自ら担い、
原石の買い付けからカッティング、販売までを一貫して行っています。
米国宝石学会(GIA)認定のGraduate Gemologist(G.G.)資格を取得し、
アジア圏の鉱物市場にも足を運びながら、本当に美しい宝石だけを厳選。
さらに、それぞれの個性に最適なカットを設計し、作品として仕上げています。
近年は独自の思想に基づいたカットデザインも展開し、
• Bright Brilliant Cut™️
• Radiant Kiriko Cut®︎
• Star Rose Cut™️
など、構造と詩情を併せ持つ表現的な作品群を生み出しています。
このサイトおよびLINE公式アカウント「Kei Suzuki|GEMLINE」では、
展示会情報や未発表作品のご案内に加え、
“宝石の奥にひそむ美”を綴った限定コラムもお届けしています。
単なる装飾品ではなく、ひとつの芸術としての宝石を。
その在り方を、丁寧に発信し続けていきます。