・鉱物名: 天然 グランディディエライト
・宝石名: グランディディエライト
・屈折率:1.590-1.639
・硬度: 7.5
・比重: 2.85-3.0
・カット:オーバル
・色: ブルー
・特殊効果: なし
・カラット: 0.073ct
・サイズ: 3.18×2.20×1.74mm
・品質: ルーペクリーン
・処理の有無: 無し
・主な産地:マダガスカル
・入手先：バンコク



今回ご紹介するのは、希少石「グランディディエライト」です。

1900年代にマダガスカルで発見された、比較的新しい宝石。2000年ごろ、スリランカで宝石品質の個体が発見され、一躍有名に。
「グランディディエライト」の名称は、フランスの学者Alfred Grandidierに因んで名付けられました。

2015年には米経済誌「フォーブス」に取り上げられ、その人気に火がつき世界中のバイヤーがこぞってこの宝石を求め、人気に比例するように価格も上昇しました。

人気の要因としては、まず第一にその希少性が挙げられるでしょう。

1900年代マダガスカルでの発見以来、マラウィ、カナダ、インドなど、様々な地域で確認されましたが、ファセット石へ研磨される宝石品質の産出は、前述のマダガスカルとスリランカのみです。
主産地である上記二ヶ国でも、ファセット石になり得る個体の産出はごく僅か。その希少性が、このストーンの持つ青色に神秘性を加えています。この人気も頷けますね。



さて、今回このレアストーンを入手したのは、例の通りリモートによる商談です。（商品紹介がだんだんマンネリ化してきますね。。。一刻も早く海外買い付けに行けるようになって欲しいものです）
現地のサプライヤーより、以前から幾度となくグランディディエライトをプッシュされていたものの、私が取り扱う品質に見合うものがなく、今まで仕入れを見送っておりました。


ふとサプライヤーから、「今までにないストーンを見せる」とのLINEを頂き、この神秘的な青色の宝石見せてもらうことに。
お値段は少々高めではありましたが、これは・・・！と、感じたストーン。買わないと後悔すると確信してしまいましたので、オファーすることに決めました。



上記の説明の通り、グランディディエライトは通常インクルージョンを含むことが多く、ファセット石へ研磨されるクォリティは非常に稀です。
その中でも、今回のストーンは肉眼でも内包物の発見が難しいほどクリアな結晶。

高品質な原石を丁寧に研磨し、この神秘的な青色のブリリアンスを生み出しています。


青色の宝石は数あれど、この宝石だけが見せる唯一無二の青色。

単に「美しい」だけでは表現しきれない、この宝石だけが持つ特別な青色の魅力。


希少石「グランディディエライト」。


是非コレクションへ加えてみてはいかがでしょうか。


【付属品】
・ルースケース