・鉱物名: 天然スピネル
・宝石名: ピンクスピネル（アヤナスピネル）
・屈折率: 1.718
・硬度: 8
・比重: 3.70
・カット: ラウンド
・色: ピンク
・特殊効果: 無し
・カラット: 0.088ct
・サイズ:2.90×2.86×1.67mm
・品質: パビリオン側極小キャビティあり
・処理の有無: なし
・主な産地:タンザニア・マヘンゲ
・入手先：バンコク



今回ご紹介するのは、ご存知「スピネル」です。

有名な逸話ですが、かつてはコランダムと間違われていたと言われるほど、上質のファンシーサファイアやルビーと似た鮮やかな外観を示します。
コランダムはほとんどの個体に加熱が施され、魅力的な色味を引き出しておりますが、一般的にスピネルは加熱を施すことなく、研磨以外の人の手は一切加わらない、ピュアな美しさを持ちます。
ピンク〜レディッシュピンクなどの暖色系のスピネルは近年大変人気を博しており、この「非加熱・無処理」という事実は、日本人のナチュラル嗜好を刺激する、ひとつの人気の要因となっています。


ピンクスピネルはパステルピンクからルビーに近い色まで、さまざまな色相を持つジェムストーンです。中でもピンク色の彩度が高く、濃厚であればその価値は一層高くなります。

今回のピンクサスピネルは、近年注目が高まっている、ネオン感の強い“ホットピンク”カラー。濃厚で脳裏に焼き付くほどの鮮烈なピンクカラーを呈します。

「アヤナ」とは、スワヒリ語で「美しい花」、「野花」などの意味を持ちます。その名の通り、草原に一輪咲いたような力強い色彩が魅力です。
2000年代にタンザニアのマヘンゲ鉱山でホットピンクのスピネルが発見され、様々な色相を持つスピネルの中でも、ホットピンクカラーを”アヤナスピネル”と呼びます。

こちらの”ホットピンク”を呈するアヤナスピネル、通常のピンクスピネルとは比べ物にならないほどの鮮やかさを誇ります。
ピンク系ストーンで、中でも人気のあるストーンは、やはりオレンジとピンクの中間色を呈する「パパラチアサファイア」でしょう。
もちろん素敵な宝石であることは間違いありませんが、こちらのスピネルはネオン感溢れるレッドとピンクの中間色。目の覚めるような非常にビビッドなピンクカラーを呈します。

一目で見るものを惹きつけてしまうことは間違いないでしょう。

希少カラーの”ホットピンク”。

ぜひお手元にいかがでしょうか。

【付属品】

・ルースケース



※ソーティング取得時、カラーの表記は「ピンク」と記載されます。