・鉱物名: 天然スフェーン
・宝石名:スフェーン
・屈折率:1.84 - 2.11
・硬度:5.00-5.50
・比重:3.52
・カット:オーバル
・色: ゴールデンイエロー
・特殊効果: 無し
・カラット:0.958ct
・サイズ: 7.14×5.94×3.10mm
・品質: ルーペクリーン
・処理の有無: なし
・主な産地:マダガスカル
・入手先: チャンタブリー


今回ご紹介するのは、近頃とてもポピュラーになりつつある宝石、「スフェーン」です。

こちらのルースを入手したのは、タイ東部、カンボジアとの国境付近にある宝石の街、チャンタブリー。

チャンタブリ―へはバンコクからバスで5時間ほどの道のりで、休憩は1回しか挟まないため非常に疲れました＾＾；

チャンタブリーのジェムマーケットには基本的に「店舗」は存在せず、我々バイヤーがテーブルを借り、そこへセラーが売りたいストーンを売り込んでいくスタイル。

中には合成石や粗悪品を売りつけてくる業者もいるので、語学力や交渉力のみではなく鑑別力も必要となってきます。
（もちろん、当方はしっかり見極め、鑑別にも出しているのでご安心を！）

言わずもがなタイ語しか通じないため、交渉には少々難儀しましたが、
なんとか希望のクオリティの商品を納得できるプライスで入手。
今回も納得のいく買い付けを行うことができました。

今回の緑と黄緑色が交わり合う美しいストーン、「スフェーン」の名前は、結晶が「くさび」の形をしていることから、ギリシャ語で「くさび」を表す言葉からつけられました。

チタンを含んでいるので、鉱物名で「チタナイト」と呼ばれることもあります。

このジェムストーンは華やかにきらめくのが特徴で、
ダイヤモンドよりファイア（光の分散）が強い石ということで知られています。
この性質と多色性により、爛々としたカラーの変化が楽しめるのです。

今回のルースは黄金色の地色がなんとも贅沢な一品。太陽光、白熱灯など、強い光に当てるとギラギラとした虹色が楽しめます。

華やかで眩い虹色の輝き。ぜひお手元にいかがでしょうか。

コレクション、リング、ペンダント加工へどうぞ。

大切にしてくださる方にお譲りいたします。

【付属品】
・ルースケース
・ソーティング